天然の蚊忌避剤(Natural Mosquito Chemistry)
Strategies That Work By Anne Marie Helmenstine, Ph. D.
原文ウェブサイト
http://chemistry.about.com/cs/howthingswork/a/aa050503a.htm
2011.3.25和訳 by Y. Shirai
私が妊婦だった時、有害化学物質の昆虫忌避剤使用を避けたいと思ったが、蚊は以前より私をうまそうに見つけるように思えた。その時の私の解決策は、私が「ディートシート」と呼ぶものを着ることであり、それはS.C.ジョンソン社の「オフ!深い森」の製剤をスプレーした古い綿のシートであった。これは大変有効であったが、子供の周りで使うには実用的でなかった。それで、より安全な、天然蚊忌避剤を調べることにした。私は、多くのいわゆる天然蚊忌避剤が蚊をよけない(忌避しない)(例えば超音波発振器)ことを知ったが、しっかりした調査研究に裏付けられ、本当に効くものもあるのである。
蚊はホスト(宿主:対象動物)を探すのに複雑な手法を有しており、異なったタイプの蚊が異なった刺激に反応する。多くの蚊は夜明け時や夕暮れ時に活動するが、日中にホストを探す蚊もある。ほかのところで蚊をひきつける誘引物質を使ったり、忌避剤を使ったり、忌避剤の有効性を少なくする活動を避けることによって、自身が確実に蚊を誘引しないことによって、刺されるのを防ぐことができる。
蚊誘引剤
避けるべきもののリストとして、または自身から引き離したところで蚊を誘引するベイト(食毒剤)に使えるものとしての、蚊を誘引するアイテムや行動のリストを使って下さい。
・ 暗い色の服 多くの蚊は一定の距離からホストを認識するのに視覚を用いる。暗い色の服や飾りは最初の誘引源である。
・ 二酸化炭素 暑い時や運動した時は二酸化炭素をより多く排出する。燃えているろうそくや他の火は、他の二酸化炭素の発生源である。
・ 乳酸 運動した時や、ある種の食べ物(例えば塩辛いものや、高脂肪の食品)をとった後では、より多くの乳酸を排出する。
・ 花や果実の香水 香水や髪に使う製品、香りのある日焼け防止剤に加え、柔軟仕上げ剤からのほのかな香りにも注意。
・ 皮膚の温度 正確な温度は蚊の種類による。多くの蚊は、手足の先のかすかに低い温度に誘引される。
・ 湿気 化学物質を含み、人の身体のまわりで湿度を増大させるため、蚊は呼気に誘引される。少量の水(例えば湿った植物や泥の水溜まり)でさえ、蚊を引きつけるであろう。流れずに溜まった水は、蚊を繁殖させる。
天然忌避剤
自分オリジナルの天然蚊忌避剤を作ることはとてもたやすい。これらの天然産物は蚊を効果的によけるが、さらに何度も塗り直す(少なくとも2時間ごとに)ことが必要であって、ディートより高濃度が必要である。蚊の種類の違いがあるので、一つの成分を含むものより、複合的な忌避物質を含む製品の方が、より効果的である傾向にある。皆さんご存じのように、天然忌避剤は、揮発性の植物精油である。
・ シトロネラオイル
・ レモンユーカリオイル
・ シナモンオイル(肉経皮オイル)
・ ヒマシオイル
・ ローズマリーオイル
・ レモングラスオイル
・ シダーオイル
・ ペパーミントオイル
・ クローブオイル
・ ゼラニウムオイル
・ バーベナ、ペニーロイアル、ラベンダー、松、カユプテ、バジル、タイム、オールスパイス(常緑の木)、ダイズ、ニンニクから得られるオイルも可能性がある。
他の植物由来物質のアカバナムシヨケギクは殺虫剤である。アカバナムシヨケギクは、キク科のChrysanthemum cinerariifolium由来である。
より忌避効果を低くするもの
・ 多くの日焼け防止剤
・ 雨、呼吸、水泳で希釈されること
・ 皮膚への吸収
・ 風や高温による蒸発
「天然」が自動的に「安全」を意味するものではないことを頭に入れておいて下さい。多くの人々は植物精油に敏感です。天然の昆虫忌避剤には実際に有毒なものもあります。それゆえ、天然の忌避剤は合成化学物質との選択肢を与えるものの、天然製剤を使う時には、製造元の注意書きに従うようにして下さい。